歯列矯正を始めてから「この歯医者、なんか合わないな」とか、「転勤で遠くに引っ越し」とか、生きていればもしかしたらそんな展開があるかもしれません

結論から言うと、転院はできます。

ただし、おすすめはしません。

なぜなら、転院にはお金も時間もかかるからです。そして何より、矯正は人生の中でもかなり高額な買い物だからです。


転院はできる。でもタダではない

まず前提として、矯正は病院ごとに治療方針が違います。

スマホの機種変更みたいに、「データ移行して終わり」とはなりません。

転院先の先生からすると「前の先生が何を考えてこの状態にしたのか」を一から確認する必要があります。

だから、

  • 再検査
  • 再診断
  • 再契約

になることが多いです。つまりめちゃくちゃお金がかかります。

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80万円払ったからといって引き継がれない

ここは勘違いしている人が多いです。

仮に前の医院で80万円払っていたとしても、転院先で「じゃあ残りは無料ですね」とはどうやらならないらしいんですよ。

まあ、当たり前と言えば当たり前なんですが、その80万円は前の医院に払ったお金だからですからね。

転院患者を受け入れる場合、同じような再検査や再診断が必要で、前の医院の治療計画を確認しながら、今後どのように歯を動かしていくかを改めて判断しなければなりません。

さらに、転院後の治療結果については転院先の医院が責任を負うことになります。そのため、慎重な診断や治療計画の作成が必要となり、その分の費用が発生します。

このように、転院は単なる「引き継ぎ」ではなく、新たな診断と治療責任を伴うため、追加費用がかかるケースが多いです。

転院先からすると、新しい患者を受け入れるのとほぼ同じです。受け入れの手間、だから追加費用が発生します。

これは仕方ありません。


転院の最大のデメリットはお金じゃない

多くの人は費用を気にすると思うんですが、本当に痛いのはそこじゃないと思うんですよね。

そう、治療期間です。

治療中の人は一日でも早くきれいな歯並びを手に入れることを夢見て、毎回痛い思いをしながら調整を受けたり、ゴムかけしたり、歯磨きも頑張っているわけじゃないですか。

それが、ストップしてしまうのは本当にもったいないし時間もお金も無駄になってしまうと思うんです。その話を聞くだけで本当に悔しいです。

本当に私たち患者からしたら、何一ついいことは無いと思います。

例えば、

  • 資料採取
  • レントゲン
  • 診断
  • 治療計画の再構築

をやると数か月単位でロスが出るんじゃないでしょうか。

矯正はただでさえ長い。2〜3年かかる治療です。そこでさらに期間が延びるなんてしんどすぎます。


だから私は契約前の病院選びが重要だと思う

じゃあなんで転院なんか起きてしまうのか、事例を見ていきましょうか。

引っ越しや転勤

最も多いのが引っ越しみたいです。

矯正治療は月に1回程度の通院が必要になるため、遠方へ引っ越してしまうと通院が現実的ではなくなります。

特に学生から社会人になるタイミングや、転勤の多い職種の方は注意が必要です。

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医院との相性が合わなかった

契約前のカウンセリングでは好印象だったものの、実際に治療が始まると不満を感じるケースもあります。

例えば、

  • 説明が少ない
  • 質問しづらい
  • 予約が取りにくい
  • スタッフの対応が合わない

などです。

矯正は長期間通うため、治療技術だけでなく「通いやすさ」も重要になります。


治療方針に不安を感じた

治療が進むにつれて、

「本当にこのままで大丈夫なのかな?」

と不安になる人もいます。

その結果、他院でセカンドオピニオンを受けた際に、異なる治療方針を提案されて転院を検討するケースがあります。


矯正に人生を合わせろ

これは少し極端に聞こえるかもしれませが、そのくらいの覚悟で始めるべきだと私は思います。

矯正って数年続くんですよ。逆にとらえれば数年で終わります。

例えば、

  • 転職予定
  • 引っ越し予定
  • 結婚予定

こういうイベントは予測回避対策できませんか?

私はなんとかがんばって矯正をはじめて人生が変わった一人で、一人でも多く歯並びで悩んでいる人の背中を押したいと思っている人間なので、せめて望んだ歯並びを手にれるまでの数年間は歯並びのために人生を合わせてもいいんじゃないすか?

矯正は思いつきで始めるには重い治療です。

総額100万円前後になることも珍しくありません。

だから、

「始めてから考える」

ではなく、

「始める前に人生設計も含めて考える」

方が合理的です。


それでも転院したいなら

もし本当に転院を考えているなら、カウンセリングの時に理由をすべて暴露してしまうのがいいんじゃないでしょうか。

特に、先生と合わなかったと場合は自分が考えていることをすべて話すのがいいと思います。そこで話が通じなかったら、また同じようなことになりかねないしね。

セカンドオピニオンを受けるだけでも、

  • 今の治療は問題ない
  • 転院した方がいい
  • 費用はこれくらい

が見えてくると思います。


まとめ

歯列矯正の転院は可能です。

ただし、

  • 追加費用がかかる
  • 治療期間が延びる
  • 治療計画が変わる

というデメリットがあります。

だから重要なのは転院の方法ではありません。

そもそも転院しなくて済む病院選びをすることです。

矯正は数年付き合うプロジェクトです。

慎重に、そして人生設計も含めて考える。

そのくらいの気持ちで始めた方が、結果的に満足度の高い矯正になると思います。

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