歯列矯正で一番印象に残っている日のひとつが、「装置を付けた初日」です。

僕は27歳で、抜歯を伴うワイヤー矯正を始めました。

正直、装置を付ける前は「痛いらしい」という情報ばかり見ていたのでかなり身構えていました。でも実際に体験してみると、痛みだけではなく、妙な高揚感や達成感もありました。

今回は、そんな“装置を付けた初日”についてリアルに書いていきます。

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口の中の違和感がとにかくすごい

最初に感じたのは、圧倒的な違和感でした。

歯に金属の装置が大量についているので、ずっと口の中に異物が入っている感覚があります。舌の置き場も分からないし、唇の裏にも当たる。

鏡を見るたびに、「うわ、本当に始まったんだ…」と毎回ドキドキしていました。

ただ、実際には思っていたより目立たない印象で、普通に会話している分には意外と気づかれません。もっと“矯正してます感”が強いと思っていたけどそこは気にしなくてよさそう。

30分くらいで歯が痛くなってきた

装置を付けた直後は、ほぼ痛みがなくて「あれ?こんなもんなのか?」と思っていたのですが、30分くらい経ったあたりからじわじわと痛みが出始めます。

この痛み、独特すぎて未経験の人に説明するのが難しいんですよね。歯が締め付けられるような感覚というか、ジワジワ圧をかけられている感じ。虫歯とか口内炎とは全く違う痛みで、足つぼマットに乗っているような、激痛というより“ずっと嫌な痛みが続く”タイプです

特にキツかったのは食事。初日と次の日は本当にまともに食べられませんでした。私はヨーグルトを食べていました。

「歯で噛む」という行為そのものが痛いので、普段どれだけ無意識に噛んでいたのかを実感します。

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喋るだけで痛い。特に「た行」「さ行」

意外としんどかったのが会話です。喋ると歯が当たるたびに痛い。

特に「た行」と「さ行」がかなり話しづらかったです。抜歯して歯に隙間があって、さらに装置もついているので活舌が絶望的になります。それが恥ずかしくて、会話するのがすごく嫌でした。

職場や周囲の人にもすぐ気づかれて、

「痛い?」
「いつ終わるの?」
「何年くらいかかるの?」

と質問攻めでした。

矯正経験者が意外と多くて、「最初が一番キツいよ」と言われたのを覚えています。

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なぜか“特別な力を得た感覚”があった

これは完全に中二病っぽい話なんですが、装置を付けた日は妙な高揚感がありました

金属のワイヤーが口に入っているだけなのに、なぜか“改造人間感”がある。鏡を見るたびに、「自分、今かなり大掛かりなことやってるな…」と思っていました(笑)

でも、それ以上に大きかったのが自己肯定感です。27歳までずっと悩んでいた歯並びに、ようやく本気で向き合えた。高額なお金も払って、怖さもある中で、一歩踏み出した。

その事実だけで、「自分、やろうと思えばちゃんとできるんだな」という感覚がありました。

ネガティブな感情は意外となかった

矯正初日というと、

「後悔した」
「辛すぎる」
「やめたい」

みたいな話も多いですが、僕はそこまでネガティブにはなりませんでした。

もちろん痛いし、不便です。でもそれ以上に、「これでやっと歯並びが治っていく」という嬉しさの方が強かったです。

長年のコンプレックスに対して、“ようやくスタートラインに立てた”感覚でした。

これから矯正を始める人へ

装置を付けた初日は、かなり違和感があります。食事も会話も普通にはできません。

でも、その違和感は少しずつ慣れていきます。

そして何より、「自分を変えるために行動した」という実感はかなり大きいです。もし今、矯正を始めるか悩んでいる人がいたら、初日のリアルとして参考になれば嬉しいです。

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