歯列矯正を始めるために27歳で歯を8本抜いた話
「矯正のために歯を抜く」と聞くと、それだけでもかなり怖いと思います。
しかも自分の場合は4本ではなく、合計8本抜歯でした。
正直、最初に説明を聞いた時はかなり衝撃でした。もともと病院嫌いで健康診断くらいでしか病院に行かない私が抜歯をするなんて受け入れられるわけもなくかなり悩みました。
「抜歯せずに矯正できないの?」と気になる方もいると思いますが、こればっかりは人によるんですよね。抜歯しなくてもオッケーな人もいますが、男女問わず、ほとんどの成人は抜歯が必要になると思います。実際に精密検査受けて抜歯有無がどう決まったかもお話ししようと思います。
この記事では、27歳で歯列矯正を始めるために“8本抜歯”になった理由や、実際に抜歯して感じたことを書いていきます。
元々の歯並びは「前歯が前に出ている+全体的にガタつき」があるタイプだった
自分の歯並びは、「前突+叢生(ガタガタ)」タイプ。いわゆる”出っ歯”ってやつですな。
特に気になっていたのは、
- 前歯が前に出ている
- 口元が少しモコっとして見える
- 歯が重なっている部分がある
- 横顔にコンプレックスがある
という点です。
見た目だけでなく、ごはんを食べた後に歯に詰まりやすいのと歯磨きのしにくさがありました。実際、歯並びが悪い部分は歯ブラシが届きにくく、汚れも溜まりやすかったです。

実際の私の歯並びの写真をイラスト化したものです。特に上の前歯が飛び出してがたがた。
カウンセリングで言われたこと
有料、無料、合わせて5箇所でカウンセリングを受けましたが、すべての先生から抜歯が必要と説明されました。
歯列矯正では、前に出ている歯を後ろへ下げたり、ガタついた歯を並べるために隙間が必要で、第一小臼歯(前歯から四番目の歯)を抜歯するケースがよくあるそうです。
自分も最初は「4本抜くのかな」と思っていました。ただ、診断結果は違くて、
医師からは、
- 歯列の幅
- 前歯の突出具合
- 口元のバランス
- 並べるために必要なスペース量
などを見たうえで、
「4本だけでは後退量が足りない」
と言われました。
つまり、単純に“歯を並べる”だけなら可能でも、しっかり口元まで改善しようとするとスペース不足だったということです。
当時はかなり驚きましたが、説明を聞くと納得感はありました。
ということで
さらに、自分の場合は親知らず4本も抜歯対象でした。
理由として説明されたのは、
- 将来的にトラブルになる可能性が高い
- 矯正で歯を動かす邪魔になる
- 歯磨きしづらく、虫歯や炎症リスクがある
といった点です。
特に矯正では、奥歯側にスペースを使うケースもあるため、親知らずが残っていると治療の妨げになることがあるそうです。
結果として、
- 第一小臼歯4本
- 親知らず4本
合計8本抜歯になりました。
8本も抜歯する奴なんているのかと思って調べたのですが、結構いるみたいですね。
医師からも、「珍しいケースではない」「しっかり治すなら必要な抜歯」という説明を受けました。むしろ、カウンセリングで「抜歯がいらない」と言われたらその先生は本当に信用できるのか、かなり怪しんだほうがいいそうです。
実際に8本抜歯した感想
正直に言うと、何度も予約取って病院に行かなきゃいけないし、とにかくしんどい、めんどくさいです。一本ずつ抜くのでかなり期間が必要で、僕の場合は最初の受診からすべて抜歯を終えるまで9か月ほどかかりました
抜歯の痛みについてお話しておくと、初めての抜歯で親知らずを抜いたときは「もうこれ以上の拷問は無いんじゃないか」と思うくらいめちゃくちゃ痛かったです。
経験者から「麻酔しているから手術中は痛くないよって聞いていたのに、これがあと7回もあるのか。。。諦めようかな。。。」と何度も思いました。
そして迎えた二本目の親知らずの抜歯ですが、、、なぜか全然痛くなかったんですよね。ほんとにいつ抜いたのかわからないくらい一瞬で終わりました。
不思議だったので前回めちゃくちゃ痛くてしんどかったことを先生に聞いたら、「あ~、麻酔が効いてなかったかもしれないですね」と言われました。。。抜歯前に麻酔が効いてるか先生が口内を触って感覚がないかチェックするんですが、確かに最初の抜歯の時は少しちくちくしてたけど、2回目は全く感覚が無かったんですよね。歯の麻酔なんてしたことなかったのでわかりませんでした。少しでも感覚が残っていたら地獄を見ることになるので気を付けてください。
そんな感じで、しっかり麻酔が効いていることを確認できれば抜歯自体はあまり大変ではないんですが、終わった後のケアが大変でした。特に傷口がふさがるまでドライソケット(抜歯後の傷口に血の塊が形成されず骨が露出して強い痛みを伴う状態)にならないように注意しなきゃいけないのがストレスでした。
実際に抜歯が終わったあと、不思議と気持ちは前向きでした。達成感もあって、「ようやくスタートラインに立てたぞ」という気持ちがありました。
もちろん痛みや腫れは想像以上でかなり大変でしたが、それ以上に、
「やっと矯正が始められる」
という達成感のほうが大きかったです。
むしろ長年悩んできた自分にとっては、まだまだ、「やっとスタートラインに立てた」状況ではありますが。
抜歯前はかなり怖かったですが、終わってみると、「もっと早く決断してもよかったかもしれない」と感じています。
これから矯正を始める人へ
歯列矯正、とくに抜歯矯正はかなり勇気がいります。しかも「8本抜歯」と聞くと、不安になるのは当然だと思います。ただ、自分の場合は“必要だから提案された”というのが大きかったです。抜歯=悪ではなく、理想的な歯並びや口元に近づけるための手段のひとつなんだと感じました。
もちろん治療方針は人それぞれ違います。納得できるまで相談することも大切です。でも、長年悩んでいるなら、一度ちゃんと相談してみる価値はあると思います。自分は27歳で始めましたが、「もっと早くやればよかった」という気持ちのほうが今は強いです。

